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会社を辞めて旅に出た ~いつのまにか雲南定住~

会社を辞めて旅に出た ~いつのまにか雲南定住~

この人信じて大丈夫?

この人信じて大丈夫?

 成田からパプアニューギニアの首都ポートモレスビーまでは約6時間半のフライトだった。日本からみるとパプアニューギニアは遠い国のような気もするが、飛行時間で比較すると実際はタイとさして変わらない。時差だって僅か1時間だ。

 深夜便だったためポートモレスビーの空港には早朝に到着した。案の定、空港のツーリストインフォメーションはまだ開いていなく、どのように目的の宿まで行ったらよいかわからない。周辺にいた空港職員に聞くが「タクシーを使え」とのこと。更に突っ込んで尋ねると、空港を出て少し離れた所からバスに乗れるらしいことがわかった。「じゃあ歩いてそこまで行くか」と気持を固め、ザックを背に空港を出た。

 しばらく歩いていたら車が1台停まり日本語で声をかけられた。「えっ、こんなところで日本語で声をかけられるとは・・・」と驚いて車の方を見ると、その声の主はパプアニューギニアの女性だった。そして、「こんな所を歩いていたら危険なのでバスターミナルまで車で送ってあげる」という。最初は私も警戒したが(*)、彼女のダンナが日本人だということも信憑性がありそうに思え、結局その車に乗せてもらうことにした。

 少し走ったら、彼女の友人が運転している車と出くわし何やかやと話を始めた。どうやら私のことについて話しているようだ。そしてその友人が私を宿まで乗せてくれることになり、無事目的の宿に着くことが出来た。これは旅の最初からついているようだ。次を読む

*海外で見知らぬ人から声をかけられた時、どのように対応するか迷うところだ。特に初めて訪れる国で、それも空港を出て直ぐに声をかけられた場合、ロクなことにならないことが多い。そんなこともあり、この時はかなり迷った。
 私自身2度目の海外旅行でタイを初めて訪れた時、空港でまんまと白タクにはめられた経験がある。安い料金につられて乗ったが、その後ドライバーから追加料金を請求され私が断固拒否すると見知らぬ場所で放り出された。結局そこからまたトゥクトゥクに乗らねばならず、高くついた覚えがある


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